認知症の予防と対策

「生涯にわたる脳の健康」(ブレインフィットネス)という言葉がここ最近、注目されてきました。


日々抱える数々の緊張やストレスに、身体への負荷も計り知れない。そう思われる方も多いでしょう。しかし、緊張やストレスは、ある一面では認知力を鍛えることも研究で明らかになってきています。


 神経心理学、認知心理学、臨床医、研究者として世界的に知られるエルコノン・ゴールドバーグは、神経心理学の創始者と呼ばれるアレクサンドル・ルシアに学び、多くの業績を残しています。
エルコノン・ゴールドバーグ氏によると、人は、新規性に富む行為が、よりよい認知力に繋がるだけでなく、脳の明晰さを保つ上での効果が何年にもわたって続くことを示す研究成果がたくさん残されているといいいます。

つまり、新しいことを始めるのは、負荷がかかる反面、チャレンジし、開発していくその過程や遣り甲斐、新しい発見や好奇心を満たす刺激は、脳に良い効果をもたらしてくれるという。
また、脳神経学者の研究によると、アルツハイマーになった人でも、人によって生活スタイルや取り組みにより、症状が異なり、生活に影響のない人もいるといわれています。

それは、下記の3つが重要なポイントである。・刺激となる新しい取り組みや遣り甲斐を持つこと。・認知機能を鍛える運動を続けること。・身体の中に取り入れるものに気を付けること。

まず、「認知力を強める」必要があるということ。
内面を刺激する活動は、ニューロンやシナプスの増加の構築に繋がります。”内面(脳)を刺激する”とは、ある活動に没頭することです。また、知的要素や身体的要素、社会的要素を取り組むことにより、相乗的に認知力を向上させる効果を生む。

「健全な脳は、健全な身体に宿る」
有酸素運動は、重要な認知機能をつかさどる前頭葉に影響し、ニューロンのそのもの(灰白質)とニューロン間のつながり(白質)を増やし、ニューロンや脳細胞の新生する促す生科学変化をもたらす。

「栄養素が脳に及ぼす影響」
食べたものが比較的すぐに認知機能に影響を及ぼすことは、いくつかの研究で明らかになっています。脳に重要なグルコースの摂取と、重要ではない成分を一定の量を摂取させ結果、グルコースを摂取した一群の方が認知処理速度が改善するという結果を残しています。

脳には酸素とグルコースの摂取が重要なのですが、脳を健康にする食事法としては、穀物・フルーツ・野菜・乳製品・肉・魚をバランスよく取り入れる必要があります。これはコレステロール値、血糖値、血管の状態を総合的に改善し、抗酸化物質が多い食材により炎症を減らし、認知障害や認知症の進展を低下させるメカニズムがあると考えられている。これは米国立衛生研究所のメタ分析でも確認されており、如何に栄養素や脳に影響するものが重要であるかが伺いしれます。

思うに、認知機能が衰えたとしても、日々の取り組みによって状態を悪化させず、解決の糸口を導きだせるかもしれないということ。その糸口を皆様にお伝えできればと思います。